コーポレートデザインやガイドラインの制作を依頼するのに適した代理店をどのように探せばよいでしょうか?
優れたコーポレートデザインは、企業内で確実に適用されます。そのため、適切な代理店は、ビジュアルアイデンティティを策定するだけでなく、分かりやすいルールや作業ツールも作成します。代理店を選定する際には、テンプレート、例外事項、責任の所在がどのように整理されているかを確認すべきです。充実したマニュアルは、日々の業務に役立つ場合にのみ価値があります。
サービス範囲および範囲の区分
コーポレートデザインは、企業の視覚的なイメージを形作るものです。ガイドラインは、それがさまざまな場面でどのように活用されるかを定めたものです。したがって、パートナーを選定する際には、プレゼンテーションの質だけでなく、社内のチームや外部パートナーによるその後の実用性も重要な要素となります。充実したマニュアルは、関係者がそこから具体的な判断材料を見出せる場合にのみ、有用なものとなります。
プロジェクトの内容は、既存の規則の見直しや新しいシステムの導入など多岐にわたります。実際にどのようなテンプレート、メディア、プログラムが必要かを明確にしましょう。その際、製品固有のデザイン基準と一般的なコミュニケーションガイドラインを明確に区別し、それらを適切に連携させる必要があります。
実際のアプリケーションでルールを検証する
プレゼンテーション、製品資料、デジタルメディアは、多くの場合、異なるチームによって作成されます。指示が厳格すぎると無駄な手間が生じ、逆に指示が曖昧すぎると一貫性が失われます。そのため、開発の過程では、典型的なケースや扱いが難しいケースを十分に考慮に入れてください。多言語対応や小さな表示サイズも重要な要素となり得ます。ガイドラインの質は、こうした状況を分かりやすく解決できるかどうかで判断されます。
パートナー選びの4つの基準
- ユーザーを巻き込む:後でテンプレートを使用するのは誰か、またその人たちはどのようにテストに参画するのかを確認してください。
- ルールの優先順位付け:重要な特徴は簡単に見つけられるようにすべきです。具体例を示すことで、必須の要件とデザインの自由度の区別が容易になります。
- 利用可能な形式でファイルを提供すること:テンプレートは、実際に使用されているプログラムや業務プロセスに適合していなければならない。
- 運用ルール:変更や新しいアプリケーションの導入について、責任部署と追跡可能な手順を明確に定めてください。
業績と業務成果を比較する
| 課題 | 想定される成果 | このように評価される |
|---|---|---|
| 基本ルール | タイポグラフィ、色彩、画像、およびレイアウトの原則 | 実際のコンテンツへの適用 |
| 作業用具 | 必要なプログラムでのテンプレート | 将来のユーザーによるテスト |
| 運用・更新 | 現在の状況と例外への対応 | 更新に関する責任の割り当て |
プロジェクトの進め方と意思決定
まず、頻繁に使用されるメディアの現状把握から始めましょう。それを基に、中核となるシステムと、数少ないが意味のあるテンプレートを開発します。社内のユーザーを対象としたパイロット運用を行い、追加の説明なしにルールが機能するかどうかを確認します。その後、ドキュメントやファイルを一貫性を持って移行します。簡単な導入説明を行うことで、既存の資料を整理しながら新しいシステムへ移行しやすくなります。
複数の部署を対象としたガイドラインの例
仮に、営業、製品管理、人事の各チームが、同じブランド名で資料を作成するとします。理想化されたサンプルパンフレットは、長い表やさまざまな画像サイズ、多言語のテキストといった日常的なケースが反映されていない場合、その役に立つ範囲は限られてしまいます。
有意義なパイロットプロジェクトでは、関係者に新しいテンプレートを使って実際の書類を作成してもらいます。その過程で生じる質問から、ルールやツールのどの部分を補完すべきかが明らかになります。この仮定の例は、なぜこの導入がコーポレートデザインプロジェクトの一環となり得るのかを如実に示しています。マニュアルの質は、日常業務で繰り返し寄せられる質問に適切に答えられているかどうかも、その指標となります。
選定および発注におけるよくあるミス
完璧な事例しか含まれていないガイドラインは避けてください。難しい適用例や、正当な理由に基づく例外も同様に重要です。また、社内チームが使用していないプログラムでのファイルの引き継ぎも問題となります。既存の資料をどのように移行し、古いテンプレートをどのように識別するのかを確認してください。最新の情報を管理する担当者がいないと、たとえ優れたルールであっても、地域ごとに異なるコピーによってすぐに置き換えられてしまう可能性があります。
費用とスケジュールを適切に比較する
費用と所要期間については、テンプレートの数、使用するプログラム、および社内導入にかかる労力が決定的な要因となります。調査、開発、サンプル作成、および外部の専門サービスについては、それぞれ個別に明示するようにしてください。また、どの段階の校正サイクルが含まれるか、誰がフィードバックを承認するかも明確に定めておいてください。これらの決定事項や依存関係が明確になって初めて、スケジュール策定に意味が生まれます。
初回面談のためのブリーフィング
頻繁に使用されるメディア、既存のテンプレート、および典型的な問題事例を用意してください。使用するプログラム、言語、および社内のユーザーグループを挙げてください。ブランドの基本方針がすでに確立されているか、それともこれから策定する必要があるかを明確にしてください。最も重要な用途を優先順位付けし、今後のメンテナンスを担当する責任者を指定してください。現実的な導入範囲を設定することは、できるだけ完全なマニュアルを作りたいという願望よりも、多くの場合、より有意義です。
コーポレートデザインとガイドラインに関するよくある質問
なぜテンプレートはルールと同じくらい重要なのか
テンプレートは、設計原則を具体的な作業手順へと落とし込みます。実際に使用するプログラムで、実際のコンテンツを用いてテストを行ってください。そうすることで、ユーザーが自ら判断しなければならない箇所や、補足的な例や技術的な調整が必要な箇所が明らかになります。
ガイドラインとデザインシステムの違いは何ですか
ガイドラインはルールを定めたものです。デザインシステムには、さらに具体的なコンポーネント、テンプレート、およびメンテナンスプロセスが含まれる場合があります。提案書においては、これらの用語を納品成果物によって具体的に明示する必要があります。
ガイドラインの例外についてはどのように扱うべきか
責任部署を明確に指定し、その根拠を明確に示してください。繰り返し発生する特例については、追加の事例として記録してください。そうすることで、各チームが独自に恒久的な例外ルールを策定することなく、システムの適用性を維持できます。
コーポレートガイドラインはどの程度の範囲をカバーすべきか
関連する業務のニーズに応じて、適切な範囲で作成してください。頻繁に下される決定については、すぐに見つけられるようにすべきです。稀な特例については、導入段階を不必要な詳細で複雑にしないよう、的を絞って追加してください。実際の業務資料を用いたパイロット運用を行うことで、適切な範囲を決定するのに役立ちます。
コーポレートデザインとブランド戦略の違いは何か
ブランド戦略では、ポジショニングやブランドの役割などを明確にします。コーポレートデザインは、こうした基本方針を視覚的なシステムとして具現化するものです。戦略的な課題が未解決のまま残っている場合は、プロジェクトの中で明確に検討する必要があります。レイアウトマニュアルだけでは、それらを暗黙のうちに置き換えることはできません。
すべてをすぐに新しいデザインへ切り替える必要がありますか?
必ずしもそうとは限りません。関連性や改訂の必要性に基づいて優先順位をつけてください。ただし、移行期間中は、新しい文書と古い文書が混同されないよう、明確なルールを設ける必要があります。どのテンプレートを最初に置き換えるか、そしてその後の適用順序について合意してください。
f/p designの視点
ロシュ・ダイアグノスティックス社向けに、デザイン原則、ガイドライン、およびモジュール式のテンプレートを盛り込んだ「ID Standard 2.0」を開発しました。新しいガイドラインにおいて重要なのは、具体的な製品や実装に関する意思決定において、それがチームにどのように役立つかという点です。
この分野でのプロジェクトをご計画中ですか?f/p designに、ご依頼の内容、現在の状況、そしてご希望の成果についてご相談ください。一緒に、最適なデザイン提案と今後の進め方を明確にしてまいります。